イベント情報

土取利行 
古代音楽レクチャートーク&サウンドデモンストレーション
「縄文・旧石器時代への音の旅」

2008年10月18日(土)開場pm7:00 開演pm7:30
〈前売り〉2,500円 〈当日〉3,000円
〈予約・問い合わせ〉お名前、ご住所ご連絡先電話番号、人数をお知らせください
Mail:a.s.c.2008@hotmail.co.jp
主催:土取利行・古代音楽レクチャー実行委員会

土取利行が二十年来探求してきた古代音楽のレクチャーを主催します。
主に狩猟採集民が生きた縄文・旧石器時代の音楽についてです。
動物が今よりはるかに巨大で畏怖すべき存在であった時代・・・
生活居住とは考えられない遺構から出土する縄文鼓の復元、
南仏の壁画洞窟そのものが楽器であったことを確信した演奏体験など、
古代クロマニヨン人が生み出さざるを得なかった音の刻印を、
土取がどのように探り向かい合ってきたのか、
NHKのドキュメント映像やCD音源と共に語っていただきます。

(古代音楽レクチャー実行委員 井上宏人さんの挨拶より)

土取利行(つちとりとしゆき)プロフィール

1950年香川県生まれ、
70年代、近藤等則、阿部薫、坂本龍一、音楽評論家の間章らと
音楽活動を展開。渡米して伝説のドラマー、ミルフォード・グレイブスと出会い、音楽の根源的な探求に導かれる。欧米でスティーブ・レイシー、デレク・ベイリーら海外の多くの即興演奏家と共演する一方、76年より、ピーター・ブルック国際劇団の音楽家として活動。「ユビュ王」「鳥の会議」「マハーバーラタ」「テンペスト」「ハムレットの悲劇」、最新作「ティエルノ・ボカール」まで多くの作品を手掛ける。また音楽の根源を求めてアフリカ・アジアをはじめ、世界各地で民族音楽を渉猟するプロセスは、著作『螺旋の腕』(筑摩書房)に詳しい。
80年代より日本先史時代の音楽の研究・演奏へと向かう。
古代三部作「銅鐸」「サヌカイト」「縄文鼓」を発表し、各方面から注目を集める。
87年より桃山晴衣とともに岐阜県郡上八幡に活動の拠点「立光学舍」を設立し、地元の人たちとの文化活動にも力を注ぐ。

近年は旧石器時代の音を探求し、フランスの壁画洞窟内での演奏がNHKで放映され、今年七月にそれらの演奏がCD化。同時にCD古代三部作が新たにマスタリングとデザインのもと復刻新盤として甦っている。また『縄文の音(増補新版』(青土社)に続き、旧石器時代の音楽論『壁画洞窟の音』を発表したばかり。その他CD、著書多数。